第35回日本バイオセラピィ学会学術集会総会

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会長挨拶

第35回日本バイオセラピィ学会学術集会総会
会 長  河野 浩二
(福島県立医科大学 消化管外科学講座 主任教授)

 この度、第35回日本バイオセラピィ学会学術集会総会を、2022年12月1日(木曜日)、2日(金曜日)の2日間、福島市のコラッセふくしまにて開催させていただくこととなりました。歴史と伝統のある本学会の学術集会を福島市で開催することができ、大変光栄に存じます。

 日本バイオセラピィ学会は1987年から35年以上にわたり、基礎と臨床の研究者が一同に介し、がんの生物学的治療、特にがん免疫療法を議論する場として開催されてきました。この35年の間にがん治療を取り巻く環境は大きく変化、進歩いたしました。がん免疫療法に懐疑的な時代から、免疫チェックポイント阻害剤の成功と、ゲノム医療の発展が大きなBreak throughとなり、がん免疫療法への期待は高まるばかりです。

 免疫チェックポイント阻害剤の今後の発展には、①複合免疫療法による奏功率の向上、②奏功例のPredictionによる個別化、の2方向への進歩が必要です。このためには、本学会のようながん免疫のTranslational Researchを主戦場とするClinician Scientistの果たす役割は、極めて重要です。そこで、今回の学術集会は、「Clinician Scientistが磨き上げるがん免疫療法」をテーマに開催することといたしました。標準治療として確立したがん免疫療法を、もう一歩進んだステージに磨き上げていただくために、活発な議論を期待しております。

 実り多い学術集会にするため、多くの演題応募、皆様の福島へのお越しを心よりお待ち申しあげます。


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